色々な種類があり、良く分かりにくい「くるみボタンのキット」ですが、一般的に多く出回っているもの(=補充用の金具が手に入りやすい)を中心に、金具や打ち具の使い勝手など、まとめてみましたのでご紹介します。
基本的に、打ち具は「押し込むだけで簡単に作れるタイプ」、「木づちで打ち込むやや本格的なタイプ」、「業務用のハンドプレス」など、数種類があります。
くるみボタンの大きさは、18㎜と22㎜が一番良く使うサイズかなと思います。
簡単にまとめた比較表も一番下にありますので、参考にしてください。
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くるみボタン(1)
■ くるみボタンキット(打ち具付、足付タイプ) by クラフトモンキー
・ 押し込むタイプ
・ 薄地~普通地用(6サイズ:13㎜、16㎜、18㎜、22㎜、29㎜、38mm、48mm)
★おすすめポイント♪
専用の打ち具で押し込むだけなので、音を気にすることなく簡単に作れ、出来上がりの形もかわいいです。
輪っかの部分をはずすとフラットになるので、ヘアピンやリボンの飾りなどに加工しやすいです。
☆マイナスポイント…
ヘアゴムにするとゴムに結び目を隠すことができないので、裏側の見た目がいまひとつな感じです。
楽天市場(クラフトモンキー)のくるみボタンキットです。
価格もお安く、品質も良いのでおすすめです。
くるみボタン(2)
■ カバード釦 (サンコッコー)
・ 押し込むタイプ
・ 薄地~普通用>
・ サイズ展開(12㎜、15㎜、18㎜、22㎜、27㎜)
★おすすめポイント♪
ヘアゴムに加工するときに、ゴムの結び目を通し穴の中に隠すことができるので、裏側もすっきりします。
また、通し穴が一体型なので、強くひっぱってもとれることがなく、ヘアゴム用に最適です。
打ち具がしっかりしていてとても使いやすいです。金具をセットする土台(画像:白い方)がきつすぎず、布とくるみボタンをセットする時に布がずれにくいです。(これで土台部分が透明だったら完璧です!)
打ち具(画像:黄色い方)も押す時に手が痛くなりにくいです。
(サイズが同じなら、ミラクルボタンや100均のくるみボタンにも使えます。)
☆マイナスポイント…
ヘアピン&パッチンどめ用にするには少し加工が必要です。
加工の仕方はこちらに載せていますので、参考にしてください。
ヘアゴムに加工するのにおすすめのくるみボタンキットです。
100均のものと違い、品質が良いです。
くるみボタン(3)
■ ホームツツミボタン 『金具:クロスシー』 (石崎プレス工業)
・ 木槌でたたくタイプ
・ 普通地~中厚地用
・ サイズ展開(10㎜、12㎜、14㎜、16㎜、20㎜、25㎜)
※金具のみ(クロスシー)は7・18・23・30㎜ もありますが、 業務用の専用打ち具が必要です。
★おすすめポイント♪
打ち具の形状が業務用の金属製打ち具と同じなので、本格的なくるみボタンが作れます。
やや厚めの生地にも使えます。(逆に薄手の生地は何枚か重ねる必要があります。)
裏側も通し穴以外はフラットに仕上がるので、裏側の見た目は一番きれいかと思います。ゴムの結び目も隠せるタイプです。
☆マイナスポイント…
木づちなどで何回か叩いて打ち込むので、音がうるさいです。
慣れるまで結構失敗したりもします。。。
補充用金具は、少量で販売しているところは少なく、大量パックになっていることが多いです。
※裏に通し穴のない、ホームツツミボタン フラットタイプ (クロスシー)もあります。
・ サイズ展開(12㎜、14㎜、16㎜、20㎜) (業務用パックあり)
打ち具で叩く、本格タイプです。
少々難しいですが、仕上がりはきれいです。
くるみボタン(4)
■ 100円ショップのくるみボタンキット
・ 押し込むタイプ
・ 薄地~普通用
・ サイズ展開(12㎜、15㎜、18㎜、22㎜、27㎜)
※近所の100均ではこのサイズしかなかったです。
★おすすめポイント♪
なんといっても価格が安いです。100円で20個以上入っているものもあります。
専用の打ち具で押し込むだけで作れるので、簡単に作れます。
輪っかの部分が簡単にはずれ、フラットになるので、ヘアピンやリボンの飾りなどに加工しやすいです。
打ち具の土台が透明なので柄の位置を確認することができます。
☆マイナスポイント…
ゴムの結び目が隠せないのでヘアゴムにすると、裏側があまり美しくないです。
また、作りが若干甘いので、ヘアゴムなど、ひっぱることが多い用途にはあまり向かないかもしれません。
くるみボタン比較(1)
5種類のくるみボタンの形状を比べてみました。(PCの方は拡大してご覧ください)
ミンクとクロスシーは18㎜の規格がないので、20㎜サイズ(生地は2枚重ね)を使用しています。
裏面以外は、いまひとつ違いがわかりにくいですが、微妙な違いはありますね。
くるみボタン比較(2)
こちらはミンク、クロスシーは25㎜サイズ(生地は2枚重ね)、他3種は22㎜を使っています。
大きいサイズになると、ミンク、クロスシーは少し平たいような気がします。(私の打ち方が悪いのかもしれませんが)
他の3種類はそれほど違いがないように感じます。
くるみボタン比較(3)
18㎜サイズでの比較です。22㎜ではあまり違いがないように感じました。
このサイズでは、100均のほうがはめこみ部分とトップのカーブがやや甘い感じがします。
でも、100円ですから、仕方ないかな。今後この辺が改善されるといいですが。
やっぱり表面は丸くカーブしていたほうがかわいいです。
100均商品はキットも数種類あり、入っている個数も違ったりするので、そのときどきによって品質も違う可能性があります。
ということで、こちらはあくまでも参考程度にしていただければと思います。
くるみボタン比較(4)
15㎜から27㎜までのくるみボタンを並べてみました。
くるみボタン比較表
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